今週はレニークラビッツのアゲインをお届けします。
レニーは東欧系ユダヤ人でテレビプロデューサーの父とバハマ系で女優の母との間にニューヨークで生まれました。10歳でロスアンゼルスに引っ越し、10代はLAで過ごしました。お金持ちだったんでしょうかね?セレブの街、ビバリーヒルズ高校に通いました。同級生にはガンズ・アンド・ローゼズのギタリスト、スラッシュがいます。在学中は友達ではなかったそうですが、お互い廊下ですれ違ったりしていたので、アメリカン・ミュージック・アワードの授賞式で互いに近くに座ったとき「あ!こいつ見たことある!」となり、それ以来友達だそうです。
レニーはセッションミュージシャンとしてのキャリアを進み、1989年にアルバム『レット・ラヴ・ルール』でデビュー、ビンテージのアナログ機材マニアなんだそうです。今回の曲はスローなバラードで、チューブアンプの歪みは聞けませんが、その代わりクリアトーンのギターになんだか昭和を感じますね。2000年リリースの「グレイテスト・ヒッツ」に収録のバーラードです。
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キミのことをずっと探していたんだ
キミの心が泣いているのが聞こえたから
こんなに高ぶったことは初めてだ
今、キミはボクのドアを入って来たんだ
今までどこにいたんだい?
もしそんな日が来るならば
そうすればボクたちはきっと幸せになれるのさ
またいつかキミに会えるだろうか?
キミは天の神様からの贈り物さ
幸せなときも、大変なときでも
ボクならキミを誰にも傷つけさせたりしない
今までキミはどこにいたんだい?
もう会えないのかなぁ?
もしその日が来たら
そのときはきっとうまくいくはずなのに
またいつかキミに会えるだろうか?
キミこそがすべてだと、ボクはわかってたんだ
王のいない、孤独な女王
ボクの愛のすべて
もしもう一度キミに会えるのなら
きっとうまくいく
またいつかキミに会えるだろうか?
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久しぶりに苦手系の曲です。この曲を書いたときのことはレニーは、「道で通り過ぎた人のことを、あのとき通り過ぎなければ親友になれていたかもしれないな。もう顔も覚えていないけれど、あのときのあの人は今頃何をしているだろう?」って考えながら書いたと言っているそうです。
またいつかキミに会えるだろうか?
会えますよ、何かの拍子に、何年も会っていなくても、突然会えちゃうこともあります。
何十年も前からの友達とは、何年も会わなくても、昔みたいにすぐ仲良くなれるんですよね。